2011年8月31日水曜日

海がきこえる (1993) ☆☆☆☆

ああ、良いなあ…。と思える恋愛物語。
テレビで放送を観るまで存在すら知らなかった。

同じジブリ作品の「耳をすませば」はキレイすぎて現実感がないんだけど、本作はもう少しリアルな感じ。
友人の松野との関係が爽やかで心地良い。

ストーリーは恋愛の方向へ行くのかと思ったが、そっちになびかないのが凄く青春って感じで良いんだよなあ。
そして最後ずっと好きだったんだとモノローグで明かすラストシーンがじんわりと心に響いた。

ひとごろし (1976) ☆☆

臆病者が頭脳プレーで武芸者と勝負するという話は興味が持てたが、ちょっと盛り上がりに欠ける内容だった。

何の策もなく出てきて突然何を思いついたかと思えば「ひとごろしー」。これには思わず笑ってしまったが、2時間も同じ事を続けられては流石に飽きる。

旅籠の女将はなんで仲間になったんだか、唐突すぎて変な感じだった。

長々と追いかけっこしたラストは、あまりにも簡単すぎて、これで終わり?とあっけに取られてしまった。

戦国自衛隊 (1979) ☆☆☆

タイムスリップ物としてはリアリティに欠けるものの、昔の日本映画らしいハッタリの効いた雰囲気のある映画になっている。

設定だけでも面白いが、やはり伊庭義明のキャラがあってこその話。
しかし信玄軍との戦いは考えなしに突っ込んでいるだけに見えてしまうのが残念。
そこは現代人らしく信玄を分析して冷静に戦って欲しかった。

エンディングではそれまでのドンパチとは打って変わって静かな幕引きとなっているのが凄く良かった。

2011年8月30日火曜日

ハックフィンの大冒険 (1993) ☆☆☆

子供向けほのぼの冒険モノかと思いきや、簡単に人が死んだり奴隷の扱いがリアルだったりと結構ハードな内容。
ハックフィンは根は素直で良い奴だけど、かなりドライな正確なのであまり子供っぽくない。ちょっと怖いくらい。

父ちゃんは、子供を殺されたと思い込んだまま死んでしまったが、どんな心持ちだったのだろう。それを考えるとブルーになる。

皆が正しいと言っている事が本当に正しいかはわからない、という言葉が心に残った。

2011年8月29日月曜日

遠くの空に消えた (2007) ☆

色んなエピソードを詰め込んでいるが、それぞれの話が繋がるわけでもなく全部お座なり。

せめて子供目線で描かれていれば良かったが、逆に大人の方が尺を取っている。
そのくせ一番盛り上がるべき所では子供しか動いていない。だったら最初から子供だけでやってくれ。

後半のイザコザは物語に何の必要性も感じられず、不愉快な気分になるだけで面白くない。
やることなすこと全てに納得がいかない。

つまらない映画だって事だけは確か。

ロケッティア (1994) ☆☆☆

期待通りの面白さだった。
飛行シーンが目玉なので、迫力があるのは勿論だが、楽しそうなのが凄く良い。

初飛行で人を助ける時、やっとの思いで飛行機に飛びつくんだけど落っこちてしまう。体制を立て直して再度チャレンジするけどまた落ちるという、このシーンが面白くて声を上げて笑った。

主役はめちゃくちゃハンサムで格好良いし、007が悪役を演じているのも楽しい。
ヒーローものとしては少し弱いが、ワクワクできる良い映画。

毎日が夏休み (1994) ☆☆☆

脱日常モノは、やはりラストが気になるもの。
この映画ではスギナが学校に戻ることなく、そのまま物語が続きエピローグで大人になってしまう。
本当にそれでいいのか?と疑問を抱かせる間もなく、清々しいED曲が流れ映画は終わる。
スタッフロールのバックにある画がなんとも曲と合っていて、悩みが全部解消されてしまうような良いラストだった。

あまり出来が良いとも思えないが、忘れた頃にもう一度観たくなる不思議な映画だった。

2011年8月28日日曜日

バレットモンク (2003) ☆☆

坊さんのお説教を聞きつつアクションが楽しめる。
この手の映画にはありがちな残酷なシーンがなく、コメディタッチの内容なので安心して観る事ができる。

アクションシーンではかなり不自然な動きをするが、空気を踏む事ができるという設定なので、そういう設定じゃあ仕方がないかと諦めが付く。
ヒロインはそこそこ可愛くて腕っ節も立つ頼もしいキャラなので、まどろっこしい展開がないのも良い。

ある程度のツッコミどころはご愛嬌。

ヴァイラス (1998) ☆☆

出だしがSFっぽかったので少し期待してしまったが、中身は普通のB級パニックアクション映画だった。テンプレでもあるんだろうか。

フォスターは始終ヒステリックにワーワー言ってるので好きになれず。
ナディアの方が圧倒的に可愛い。絶対ヒロインの選択ミスってるよ。

あとヒコすごくいいヤツだったから、生き残ったと見せかけてやっぱ死んでる夢っていう最後のアレを見せられて裏切られた気持ちでいっぱいになった。
アレは酷い。

2011年8月27日土曜日

理由 (1995) ☆☆

マジメな映画だが、展開が早いので最後まで退屈せずに観られた。

演技やストーリーは完成度が高く、特に不満なく映画に集中できる。
黒人差別を題材にした映画かなあ、と思っていたので、主人公と同じようにまんまと騙されてしまった。
ここまでキッチリ騙されると、もう素直に感心するしかないなって感じ。

警官と主人公の間で敵味方が別れるようなギスギスした展開がないのは良かった。
良作とは思うが、いまいち印象に残らない映画。

2011年8月26日金曜日

エド・ウッド (1994) ☆☆

実在した映画監督の話だが何の知識もなく観てしまうとキツイ。
最初は落ちぶれていても段々成功していく話だと思っていたのに、まさか最後まで鳴かず飛ばずとは…。

他のキャラクターは生き生きしているので、やはりベラ・ルゴシの話が重すぎるんだろうなあ。
中でもやはりエド・ウッドが本当に楽しそうにしているので、なんか救われた気分になる。

基本的に浮き沈みのない沈みっぱなしの話なので、ストーリーが単調に感じてしまった。

ホステル (2005) ☆☆

町ぐるみの罠からの監禁、拷問とはありきたりなホラーだなあ、と思ったところで種明かし。脱出のキッカケはコントのようで笑ってしまった。

血肉と腐敗臭に溢れた脱出劇はホラーによくある展開だが、主人公がスーツに着替えて綺麗な身なりで脱出するというのは面白い。
追う側も異常者ではなく、スーツを着て拳銃を持ったガードマン。

前半と後半でかなりギャップがあり、一本の映画で二つの話を観ているような不思議な感覚になれる。

2011年8月25日木曜日

復活の日 (1980) ☆☆

日本沈没を意識しいて観たので、無難な感じだった。

ウィルスの特性で南極だけが無事というのは面白いが、気付くのが遅すぎる。そういう大雑把さが味とも言える。

生き残った女性をどう扱うか、という問題をストレートに描いている。あまり好きではないがそこが物語の中心になっているように感じた。

物語は面白い決着の付け方をしていて好印象だったのだが、ラストで世界を旅しすぎて、もはやギャグ。

映画一本にしては尺が長すぎる。

仮面ライダー THE NEXT (2006) ☆☆

今度はいきなりホラーが始まったのでビックリ。

ライダーでホラーをやるのは恋愛モノよりは全然良いのだけど、
やっぱりどうでもいい所に尺を割いて中だるみしている。

しかし前作とは比べ物にならないくらい良くなっている所は多い。
特にアクションシーンは爆発やワイヤー、CGを駆使して特撮モノっぽくなっていて良かった。

前作の出来から言えばよくここまで持ち直したと思う。
ただ、スタッフロール後のアレは意図が理解できない。

2011年8月24日水曜日

仮面ライダー THE FIRST (2005) ☆

最初のシリーズには全く思い入れがないので、楽しんで観れると思ったのだが、開始早々似非科学の話が始まって胡散臭い雰囲気になった。

改造人間の力で壁や床をぶち抜く演出は良かった。
でも後半のバトルではその力強さが伝わらないのが残念。
変身プロセスが省略されているのも違和感を覚えた。

全体的に恋愛話で尺を使いすぎ。
特に病弱カップルは、なんで出したの?と疑問を抱く程に存在理由が不明。

映画としては全然ダメだと思う。

2011年8月23日火曜日

300 (2006) ☆☆☆

ストーリー性はほぼ皆無で、アクションシーンのみに特化した映画。
スローモーションが効果的に使われていると思う。

裸マントの男がひしめき合っている絵面はインパクト大。ザ・筋肉。

対して国の方は不穏な空気が漂っているので苦手だった。
王妃もパッとしない。「とりあえず見せ場を作った」というような中途半端な印象を受ける。

国パートはともかく、全編がほぼ戦いのシーンなのに最後まで退屈せずに観られる。映像の出来は凄い。

2011年8月19日金曜日

ハート・ロッカー (2008) ☆☆

戦争映画の中でもイラクでの爆弾処理班を描いた珍しいタイプの映画。

戦争モノにしてはメインキャラが3人と非常に少ない。
おかげでキャラの掘り下げや爆弾処理などの作戦もかなり生々しく、細かいところまでキッチリ描かれている。

しかし、中盤の少年に関する件は妙に浮いており違和感を覚えた。その辺はつまらないし退屈。

リアルさのある映画だと思うが、ちょっと説教臭いのが肌に合わなかった。
でもラストシーンにはグッときた。

2011年8月18日木曜日

1941 (1979) ☆☆☆

ノリはかなり古臭い。
正直言って、ほぼ全てのキャラが全く好きになれなかった。

しかしそれでも愛すべきバカ映画と思えるのは、無駄に派手な演出があってこそ。
前半は無駄に下ネタが多く、嫌なキャラがどんどん出てきてウンザリしたが、それを全て吹っ飛ばす後半の展開は凄い。
戦車や大砲や爆発が好きなら間違いなく楽しめる。

説教臭い話がなく、死人が出るわけでもなく、底抜けに明るい戦争映画。
ノリの良いテーマ曲も最高だった。

2011年8月15日月曜日

ランド・オブ・ザ・デッド (2005) ☆☆☆☆

序盤のシーンでは人間の方がワルに描かれているので、むしろゾンビに感情移入してしまうように撮っているのが印象的。

キャラクターは主人公もライバルもゾンビチームもみんな生き生きしていて凄く魅力的だった。
特にチョロは死んでもいい味出してて格好良かった。

これはゾンビ映画だけど、中身はB級アクション映画のような派手な戦闘シーンや悪人を懲らしめるような展開があって、ストレス発散には持って来いな楽しい映画だった。

ダイアリー・オブ・ザ・デッド (2007) ☆☆

ゾンビ映画を撮っていたら本当にゾンビが出てきたのでカメラを回して映画を作った、というドキュメンタリー映画風映画。

ややこしい設定を飲み込んで映画をじっくり観てみると、何のことはない普通のゾンビ映画。キャラの行動も非常にありきたり。

ゾンビ映画の世界でゾンビ映画が存在すると明確に言及している作品は珍しいが、それが展開に関係していないのでは意味がない。

タイトル通りと言えばそれまでだが結末は少々物足りない。

2011年8月13日土曜日

フォース・カインド (2009) ☆

内容は割と好みのお話だったのでワクワクしながら観ることができた。
特に序盤の梟とか催眠療法の件は、謎が謎を呼ぶ展開で非常に興味深かった。

しかし、宇宙人説を挙げるのが早い。もう少し考えさせて欲しい。
時折入る実録風ビデオも、映画の中から現実に引き戻されるようで気分が覚めてしまう。

他にも要所要所でドキュメンタリー風の映像が入るので、押し付けがましさを感じてしまう。
それがもう少し控えめだったら良かったかも。

28週後… (2007) ☆☆☆

前作を観てから間が空いてしまったので設定を忘れていた。
改めて感心したのはゾンビ化に関する設定。死人ではなく感染者という所に説得力があってリアル。

子供が主人公とはいえ「子供だけは助けなきゃ」という大人の行動が妙に空回りしている。
状況を把握している人たちが次々に死んでしまうので感情移入もできず、ストーリーのある映画を観ている気がしない。

ラストシーンは悪くなかったのだけど、腑に落ちない展開が多くて残念。

2011年8月9日火曜日

ショーン・オブ・ザ・デッド (2004) ☆☆☆☆

コメディではあるがゾンビ映画の基本に忠実だしシリアスな場面も多く、コメディ部分とのメリハリが楽しめる。

特に面白いのは序盤。
周囲に異変が起こっているのに主人公はそれを尽くスルーしていく。そのスカシっぷりは正にゾンビ映画のフラグクラッシャー。
後半も面白いがやはり序盤の展開は素晴らしい。

コメディならではのオチに脱力しつつもエンドロールの曲でニヤリとさせられる。ゾンビ映画としての満足感は確かなものだった。

バタリアン (1985) ☆☆☆

あまりにもアホらしい事の発端には爆笑してしまった。
思いの外シリアスな雰囲気で始まっただけにギャップが凄かった。
でも物事の始まりって案外こんなもんだよなあ。と、爆笑しつつも妙にリアリティを感じてしまう。

登場するゾンビがゾンビにあるまじき無敵の強さで、ゾンビ映画としては「反則だろ!」と言いたくなる。その辺がなんともコメディである。

最後は予想通りの爆発オチだったが、ここまでストレートなのはむしろ珍しい。

2011年8月8日月曜日

戦争のはじめかた (2001) ☆☆☆

ブラックジョーク的な雰囲気に初めはとっつき難さを感じるが、軽快な音楽に乗せられていつの間にか映画の世界にハマってしまう。

序盤に戦車で街を破壊するという派手な演出があったので、そのまま突っ走って欲しかった。だが以降は割と地味な話だった。
それはそれで面白かったが、もっと戦車を見たかった。

クライマックスでは積み重ねてきた伏線が仕掛け花火のように連動して、モヤモヤが解消されたようなスッとした気分になれる。

紀元前1万年 (2008) ☆☆☆

映像はまあまあ。ピラミッドが出てくるところなんかはスターゲイトを思い起こさせる。

っていうか監督同じかよ!ひょっとしてスターゲイトのスピンオフみたいな作品だったのか。
そう考えると色々と納得が行くな。

それにしてもツッコミどころ満載の映画だった。
最終的には疑問に対して何の説明もオチもなくスパっと終わるという素晴らしき尻切れトンボであった。

そういったつっこみ所もなんとなく許せてしまう愛嬌のある映画だった。

2011年8月6日土曜日

ケース39 (2009) ☆☆

リリーが可愛い。
展開としては、主人公がリリーを疑い始めるのが早すぎるかなあ。自分から引き取っておいてそれはないんじゃないの、と。

直接手を下すシーンがなく徐々に周りの人間が死んでいくのは、可愛い外見と不釣合いな不気味さがあって良かった。

しかしラストは急に方向転換したような変なオチだった。ホラーの怖さもなくキャラの良さも消えてしまった。

でもこの映画に一番欠けているのは秀逸なオチではなく、主人公の魅力。

2011年8月4日木曜日

パラダイム (1987) ☆

ピンとこない映画だった。
たぶんキリストや悪魔といった宗教的なものが背景にあるからだと思うんだけど、映画の中で起こっている事がここまで他人事にしか感じられないのは初めてかもしれない。

終末思想は好きだけど、これはイマイチ。
ハッキリして欲しい所とボカしてほしい所がちぐはぐで、自分の感性とは合わなかった。

緑色の液体や序盤に出てきた箱は一体何なのか。
そもそも学者共は何について調べているのか、サッパリだった。

2011年8月3日水曜日

ミート・ザ・ペアレンツ2 (2004) ☆☆☆☆

前作はどこか後ろめたさを覚えるコメディだったが、癖のない見やすい映画になった。

弱気なグレッグ側に両親という強気なキャラクターが付いたのはなんとも頼もしい。

両親の存在によって前作とはジャックとグレッグの立場が逆転しており、グレッグに感情移入していると物凄く居心地が良い。
逆にジャックの方は話が進むにつれて一人ぼっちになってしまうのだが、そういう寂しいシーンもちゃんと描いてフォローがあるので安心できる。

2011年8月2日火曜日

ミート・ザ・ペアレンツ (2000) ☆☆☆

主人公の行動の結果がどんどん悪い方へと転がっていく様が見どころ。

ただ、主人公の良いところが殆ど描かれていないので、映画を最後まで観てもドジで嘘つきという印象しか残らない。
唯一の確たる真実が「試験に受かった」という事だけなのもプラス印象としては弱い。

そういう訳で後半の逆転劇はちょっと上手く行きすぎと思えてしまう。
ちょっと娘に怒られたくらいで考えを改めるのは親バカすぎるだろう、という微笑ましいオチか。

2011年8月1日月曜日

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン (2011) ☆☆

コレが完結編でいいのか?

前半はメカが殆ど出ず、主人公の職探しや色恋沙汰等どうでもいい話ばかり。
アクションシーンは画面が激しく動く演出。おまけに3Dでブレブレの画面に目の焦点が合いづらく、終始睡魔との戦いだった。

メガトロンはボスとしての貫禄がないし、キャラの死もアッサリ流されて盛り上がりに欠ける。
大規模テレポート装置という反則級アイテムを敵が持っているのに、戦力差のある人類側が勝つのは腑に落ちない。