2011年9月29日木曜日

グッドモーニング,ベトナム (1987) ☆☆

ベトナム戦争のラジオDJをロビン・ウィリアムズが演じる、やや感動作。

早口でジョークの多いラジオ放送が映画のメインなので、これを字幕で読むのはかなりしんどい。
意味が伝わり切らない部分も多く、みんなが笑っている中で自分だけ笑えないみたいな疎外感もある。

中盤で事件が起きてからはシリアスな展開になるので、字幕を読むのに疲れたところを追い討ちされたような気分に。

全体的に、中途半端に説教臭くて、なんかなあ…。

ノー・マンズ・ランド (2001) ☆☆☆☆

観るのは二度目だがやはり面白かった。
ラストシーンは鮮明に覚えていたが、そこに至るまでの展開が秀逸で飽きがこない。
緊張感のあるシーンが多いが、程よくブラックな笑いが入っており、息抜きになる。

現場の人間はやる気があるのに、上層部が怠慢で何も出来ないというシーンがある。これが腹立たしいほどリアルで、おそらく現実も似たようなものなのだろうな、と想像してしまう。
まさに世界の縮図という言葉がぴったりくる映画。

2011年9月23日金曜日

柔道龍虎房 (2004) ☆☆

最初から最後まで理解の追いつかない映画だった…。

主役の3人はイケメンと可愛い子なので絵的には良いのだが、どのキャラも何だかよくわからない。
飲んだくれが主役っぽいけど、その肝心の飲んだくれのキャラクターがハッキリするのがラストというのがちょっと厳しい。
ヒロインは最後までなんだったんだかわからないキャラだし、勝負しろっていう人はラストで急激にキャラが薄くなって姿が見えない。
自分にはまだ早かったようだ。

午後の遺言状 (1995) ☆☆☆

リズムの良い会話を楽しめる映画。
主人公は嫌味たっぷりの口調なので、まるで喧嘩しているように聞こえるが、次第に信頼しているが故のものだとわかる。
本当に喧嘩してるようなシーンもあるが、次のシーンではもう仲直りして嫌味を言い合っている。妙にほっとする関係だと思う。

この映画では、当人に何かが起こるわけでもなく、事件に巻き込まれるわけでも、ラブロマンスが始まるわけでもない。
ただ傍観者としてあるのがよかった。

2011年9月22日木曜日

明日、君がいない (2006) ☆☆☆

陰鬱な青春映画だった。
誰かの自殺を発見するシーンから始まり、その日に起こる出来事を複数のキャラの目線で追っていくという構成。
自殺しそうなキャラばかり出てくるので、この中で自殺するのは誰なのか、というのが専ら興味の対象となる。

展開に作為的なものが見え隠れするが、それはそれで良い。
最後まで観ると、なんでこの子が?という気持ちが湧くが、自殺の理由を考え出した所でそれこそがこの映画の意味だったと気付いた。

ステルス・ウォーズ 狙われた最新鋭戦闘機 (2005) ☆☆

タイトルの割に飛行機成分が少ない。
一応ストーリーの中心は戦闘機だし、クライマックスではドッグファイトもあるのでタイトル詐欺ではないが。

それほど悪いヤツとも思えなかったパイロットを殺しちゃったのはいただけない。それを見て主人公が「自業自得だぜ」みたいに言い捨てたのはちょっとガッカリした。

主人公の活躍の裏側で悪役がひっそりと死んでいるので、事件が解決したように見えなかった。
いまいち盛り上がりに欠ける。

エンドゲーム/大統領最期の日 (2007) ☆☆

テレビでやらなきゃ見ないな、という感じのB級映画。
大統領暗殺という、B級映画の題材としてはよくある出だし。
事件でトラウマを抱える主人公、記者のヒロイン、明らかに怪しい上司と、ありがちな要素でがっちり固めた内容だった。
アクションも銃撃戦メインでたまに爆発。ありきたりで特に印象が残らない。
ラストはちょっとひねってきたが、ハッキリした解決を見ないまま終わるので、観終わったあとにスッキリしない後味が残る。

ミッドナイト・ラン (1988) ☆☆☆

出るキャラがみんな憎めない奴。
酷い事にはならないと保証されているようなものなので、観ている間ぬるま湯に浸かっているような心地よさだった。

しかし尺が長い。実際は2時間程度なのだが、妙に長く感じた。
基本的に、捕まえる→逃げる→捕まえる、という展開の繰り返しだからかな。
それでも最後まで飽きずに見る事が出来たのは、台詞回しやキャラの良さもあるが、80年代ホームドラマのような空気が懐かしかったからだと思う。

世界でいちばん不運で幸せな私 (2003) ☆☆

・二人はコンクリート詰めになって死んだ。
・生き埋めにはならず生き残った。

死んだとすると老後の二人は想像か別人。行動を見ると別人とは思えないので二人の夢とでも考えるのが自然か。
生き残ったとするとあの後二人は一緒に暮らした。とすると冒頭の缶やセリフと合わない。

二人はあそこで死んだと考えるのが妥当だし収まりも良いのだけど、自分は老後まで生きてたと思いたい。
ラストシーンの缶が二人のお墓のように見えたから。

2011年9月21日水曜日

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか (1964) ☆☆☆

これにそっくりなのでよく比べられるが、自分は「未知への飛行」の方が好みだった。
たぶん先に観たからだろう。ちゃんと理由を挙げるなら「未知への飛行」にはシリアスな緊張感があり、大統領がかっこ良かったからかな。
こちらの映画はブラックジョーク的な、いわばコメディとして作られているものなので、これからどうなっちゃうの?という緊張感は薄い。
それにしても、よくぞここまで似た映画を同時期に作ったものだと感心する。

ダークマン (1990) ☆☆☆

ダークマンという名の通り、実にダークヒーローらしいアクション映画。

暗いストーリーが基本となっているが、アクションは爆発メインで派手だし、ちょっとコメディタッチな演出もあるので、ストーリーを抜きにしても楽しめると思う。

この手の映画にしてはヒロインが大人しめで出張ってこず、最初から最後まであくまでもヒロインとしての役割を全うしているのは好感が持てる。

アメコミヒーローものとしてはかなり満足度の高い映画。

ジャッカル (1997) ☆☆☆

たぶん今までに3回くらい見ているが、やはり面白かった。
例えて言うなら、文化祭は本番よりも準備のほうが楽しい、という感じか。
なにしろジャッカルは用意周到に準備をする。実際に行動を起こすのは映画の最後だ。
中でも印象に残るのは、銃火器の調達と試し撃ちのシーン。
あのシーンがあるからこそ、この映画を観てしまうと言っても過言ではない。

ラストは粋な名シーンだが、今見るとちょっと臭いか。だがそれが良いとも思える。

穴/HOLES (2003) ☆☆

ハックフィンの大冒険のような、子供目線の冒険もの。
ファンタジーっぽい描写もあるのが楽しい。

タイトルからは想像のつかない内容だった。
子供が主人公の大脱走かと思ったが、途中から宝探しになったり冒険ものになったり、かと思えば祖先の回想シーンが妙に多い。

結末も含めて全体的に何かで見たような話だったので、ストーリーに引き込まれることはなかったが、まあ及第点か。
先祖の回想シーンはもう少し控えめな方が良かった。

フォーン・ブース (2002) ☆☆

電話ボックスの中での会話劇。
映画を電話ボックスの中だけで完結するだけの為に作られたような映画だった。
それなりにハラハラさせられるのであまり退屈はしなかったが、驚くような展開もなく、地味に終わった。
他の映画に例えるなら、刺激をなくしたSAWといったところか。

結局、なんの仕返しも出来ずに犯人の手の上で踊らされているだけ。感情を切り離して考えれば、そういうラストも悪くはないが…。
上映時間が短いのが救い。

2011年9月14日水曜日

デューン/砂の惑星 (1994) ☆☆☆

壮大なスケールの物語を1本の映画できちんと終わらせている。

序盤はとっつきにくいどころじゃなく、意味が解らない。
だが次第に世界観が脳内に染みこんでくる。
映画一本観ただけでこの手の物語全てを理解するのは無理があるので、自分は「わかったような気分」くらいが丁度いい。

SFとしてはかなり地味だが、総攻撃のシーンなどは映像的にもちゃんと盛り上げてくれる。
押さえるべき所は押さえている、硬派なSF映画という印象。

2011年9月12日月曜日

利休 (1989) ☆☆

三國連太郎の利休。自分が利休に対して抱いているイメージとは違い飄々としている事に違和感を覚えたが、これはこれで良いか。

しかし歴史上の人物そのものを2時間で描くのは無理があるように思う。
一つ一つのエピソードは面白いのだが、それぞれの出来事に繋がりが感じられないし、全てが駆け足気味なので一本の映画としてはあまり面白い物ではなかった。

最後は直接死を見せず、死に場所へ向かう姿を長めに描いているのが印象的。

2011年9月11日日曜日

タイムマシン (2002) ☆

なにこれ。
途中までは確かにSFだったのだが、なぜか猿の惑星みたいなB級映画にすり変わってしまった。
文明がリセットされたような未来描写は嫌いじゃないが、タイムマシンそっちのけで冒険するのはタイトル詐欺だ。
過去を変えられないという難題に対する答えは?
エマは?どうでもよくなっちゃったんですか。死ねよもう。

アンティークな舞台装置で期待を煽っておきながら、クソの腐ったような映画を見せられた事に怒りを覚える。

2011年9月10日土曜日

逃走迷路 (1942) ☆☆

運悪く破壊工作の犯人にされてしまった男が逃げながら真犯人を探す、まあ今ではよくあるタイプの話。

前半は色んな人の優しさに触れながら逃げるというまるでロードムービーのような話だった。
追われる身の上だが、緊迫感はあんまり無い。

その前半が結構長いのでそのまま逃げ続けるのかと思いきや、敵のアジトに入り込んでからが本題という感じ。

敵アジトを逃げ出してからはトントン拍子に上手く行くので、敵をやっつけた感が薄い。

トロイ (2004) ☆☆

冒頭の決闘や大群衆の合戦は良かったが、戦っているシーン以外は退屈だった。

トロイ側を描いているのはわかるが、それにしてはアキレス中心の話だし、弟とヘレンは愚か過ぎて同情の余地が無い。
どちらかというとギリシャを応援したくなるが、そうなると肝心のアキレスの出番が中々来ないのでつまらない。

クライマックスと思っていた木馬の話は悲劇的に描かれているので盛り上がれず。
かなりの長編だが、正直言って面白くなかった。

2011年9月9日金曜日

バトルクリーク・ブロー (1980) ☆☆

人質を取られて無理やり格闘大会に出場させられる…。
うーん、いまいち燃えないシチュエーションだ。

兄の婚約者を迎えに行ったのに連れて行かなかったら大変だ、と言っていたが、
あんなどうしようもない替え玉を持っていく方がダメだろう。
しかも、その後のフォローが全くないし。

アクションはジャッキー映画としては大人しめな印象。

大会で優勝して終わりというのは、あまりにも投げやりすぎる。誘拐した奴らも人質も全部放置かい!

2011年9月8日木曜日

宇宙戦争 (2005) ☆☆☆

どうやって宇宙人を倒すかっていう話のオチは結構好き。
でも、100万年も前から計画した結果がそんなのでいいのか…?

どす黒い空を背景に、ビルより巨大なトライポッドがぼんやりと見えるシーン、凄く終末的で素敵な絵だった。期待通りビームを出したのも嬉しかった。

地下に隠れるところは、まるっと要らないと思う。妙にスケールが小さくて、宇宙人なにやってんのって感じで白ける。

息子はどうでもいいが、レイチェルは可愛い。

ライトスタッフ (1983) ☆☆

宇宙開発の話は数あるが、実話物はそれだけで雰囲気が違う。

映画に登場するパイロットを予め知っていれば更に楽しめただろうが、生憎自分はそういう知識に疎い。
主要メンバーが多いので誰が誰だかわからなくなる事が数々あった。

また、宇宙飛行士にならなかったイエーガーがたまに出てくるが、
冒頭とラスト以外は物語に絡んでいないのにやたら目立っているのがちょっと不可解だった。

長時間の映画としてはやや盛り上がりに欠ける。

2011年9月7日水曜日

知らなすぎた男 (1997) ☆☆☆☆

数ある勘違いコメディの中でも、素晴らしく良く出来た作品。

ドッキリの要素としてネタバラシは1,2を争うほど重要なポイントだが、ばらさずにラストを迎える事で単なる勘違いコメディよりも更に格上の作品として完成されている。

スパイ物としては派手さに欠けるが、様々なアイテムやイベントをパロディとして組み込んでおりバラエティ豊かな仕掛けで観客を飽きさせない。

最後まできっちり笑わせてくれる。期待を裏切らない良作。

友よ静かに死ね (1976) ☆

冒頭で主人公が怪我をして寝込んでいるシーンからスタートし、そこから回想のように時間が過去に戻って普通に物語が始まるのだが、結末がわかっているので、いつ怪我をするのかが気になってしまう。

ここでやられるのか、と思ってもまだまだ続く。
しかし、そんな死線を何度も乗り越えた割にはショボイ結末だった。
自業自得すぎて同情もできない。

内容も単に強盗を繰り返すだけなので、観ていて飽きが来る。
かなり退屈な映画だった。

2011年9月6日火曜日

ヘアスプレー (2007) ☆☆☆

出だしからトントン拍子のいい事づくめ過ぎて、いつ不幸な展開になるのかと疑心暗鬼になってしまう。
結局ちょっとだけアクシデントはあったものの、それが何の障害にもならないほど力強い展開に押されまくった映画だった。

初っ端の主人公のインパクトは絶大だけど、中盤から人種問題が表に出てきた段階で主人公カップルは割と蚊帳の外になっているような感じ。

ラストでは悪役親子も対抗して踊ってくれれば最高だったんだけどなあ。

2011年9月5日月曜日

恋愛睡眠のすすめ (2006) ☆☆

ヘンな映画だった。
夢から始まり、夢で終わる。

現実と夢の区別がつかない主人公の視点で描かれており、夢として描かれている事すら夢遊病という離れ業で現実にしてしまうから、観ていて混乱する。

じっくり見ると疲れそうだが、ぼーっと見る分には心地良い映画だった。
しかしラストがやや唐突で、ハッキリとした解決がないのでモヤモヤした気分が晴れない。

一風変わったダウナー映画と言った所か。寝る前に観ると良いかもしれない。

2011年9月3日土曜日

東京原発 (2002) ☆☆☆

東京に原発を!という会議は面白い。
役所広司の知事が言う事には妙に説得力があり、実に最もな意見だと納得できる。
しかし教授が出てきてからの内容は、反原発派の布教プロモーションビデオのようで、逆に胡散臭く感じてしまう。

少年テロリストは山場を作る為に出したようで、映画のメインとなっている会議との統一性が感じられない。
変にエンターテイメント性を出すよりは、完全に室内劇のコメディにしたほうが面白かったと思う。

王手 (1991) ☆☆☆

以前観た映画だが、泰将棋を指しているところが面白かったような記憶があったのでもう一度観た。ところが実際は普通の将棋ばかりで、やっと出てきたかと思ったら、いつの間にか終わってた。記憶というのはアテにならない。

劇中で将棋の手を殆ど見せないのは残念。
ハッタリでも「凄い手を打った」という感じが欲しかった。

それにしてもあの金貸し、大阪中の借金を帳消しにされた割にはダメージなさそう。
一体どんだけ金持ちなんだ。

エネミー・ライン (2001) ☆☆☆

アメリカ万歳な映画であることを差っ引いても、結構面白い映画だと思う。

この映画で一番格好良いのは敵のジャージスナイパー。非常にクールで、仕事人みたいな感じが良い。
しかし最後はちょっとあっけないというか、ドジっ子であることが災いして死んでしまうのが勿体無い。

途中、工場かなんかの道に爆弾が一杯仕掛けられてるが、スッゲー爆発してる割に踏んだ当人がピンピンしてる。完全にギャグ。
アレはひょっとして鳴子なのか?

ディセント (2005) ☆☆☆

閉所恐怖症を死ぬほど震え上がらせる事に特化した映画かと思いきや、途中でクリーチャー物に変わってしまう残念な作品。

前半の真っ暗な洞窟で人一人通れるかどうかの細い穴に挟まるシーンなんて、どんなホラー映画よりも怖い。
怪物なんて出さなくてもこんなに怖い映画が作れるのか!と感心したところで奴らのお出まし。
折角前半を費やして積み重ねた恐怖が台無しだった。

オチは趣味が悪い。
サラの子供は一体なんだったんだろうか。